Itoshima印象派

古材の森が12月またまた美術館になります。館長の有田さんが素敵なご案内を作ってくれました。

昔から好きな印象派。 明るく色彩に溢れた風景と自由なタッチに心惹かれました。

しかしそれぞれの画家の人生を調べていくと、戦争で住むところを離れたり、愛する人と死別したり… 絵は認めてもらえずずっと経済苦。人間関係の縺れなど、苦悩の連続なのです。

心の中はどんよりなのに、作品は光り輝いているんです。きっと太陽の下で光が見せてくれる自然の美しさに生きる希望や力をもらっていたのではないかと思います。

私自身10代、20代は頑張っては空回りし悩み苦しむ日々でした。

楽しいこともあったけれど、うまくいかないことの方が多かったです。 成長しようと思うと悩み続けなければならないということに気付いた30代、悩むことに終わりがないと思った時に飛び込んできた糸島の夕日。そこから動くことができず、涙が溢れていました。

生まれたからには生きないといけないんだ。そのためには強くありたい、悩みに負けないように…夕日を見ながら心の奥深くに温かいものを感じて、私は自然に絵筆を取りました。

どうしたらモネのような絵が描けるのかという10代からの疑問がずっとあったのですが、自分の課題に向き合いながら自然が見せてくれる光をどうしたら自分らしく描けるのかという課題に変わりました。

ありのままの自分で。もうちょっと気持ちを緩められたら…もうちょっと楽観的になれたら。まだまだ欲深く未熟なのですが、今の私で感じるまま描いた作品を展示します。

是非見に来てください＾＾

2019年12月6日（金）〜15日（日） 11:00〜17:00（水曜休館）※入場無料 Itoshima印象派展 会場:古材の森