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光の賛歌


毎日描いていて、なんだか可也山が違う山に見えて何度も何度も描きなおしました。

山が一番難しいです。


今は米作の季節ですが太陽が落ちる場所が違います。この絵は麦作です。可也山と火山の間に太陽が沈みます。


麦や雲も今回は緊張してか時間がかかかりました。ソワソワしてるからかなぁ(-。-;


私が糸島の風景と重ねて見た印象派の展覧会は7年前の「光の賛歌印象派展」でした。


『光の賛歌』


このテーマで世界中の名画が博物館に集いました。


それまで色んな印象派展を見てきた中で、この展覧会で糸島の景色が心の中に現れた事、なんだか魂が生まれ変わったみたいに、それから見る景色が全て絵画に見えて筆を持ち始めた事を思い出しました。


19世紀、アトリエや屋内で描いていた画家たちが太陽の光溢れる外に出て、これまで見ていた世界とまるで違うと感じ切り取り方も色彩も新しく自由に見、心を開放されたように


現実におこる様々な苦難や苦悩に落ち込む心をその光が励ましてきたように


私も色彩と光を意識して見ていました。そしてそれを表現したくて絵を描いています。


影は光の下では黒ではなく様々な色が重なっている色の集まりです。


どんな時代も、個人や世の中全体にうまくいかないことがあっても自然は変わらずその営みを繰り返す。


そうして私たちに生きる事を教えてくれているのだと思いました。


個展では、このコロナ禍で身近な場所ばかりですが私を元気付けてくれた景色を描きました。

見にきてくださる方に少しでもその光が届いたらいいなと思っています。

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