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梅雨です。


それにしても、今年の梅雨は本当によく降ります。ジメジメ。近所の池がものすごく溢れて、排水溝に流れる音がいつもより勢いを増しています。いつも見ている亀や魚たちもきっと池の奥深くでじ~~っとしているんだろうな。

 逆に関東は雨が降らないみたいでダムの水が足りていないそう。平均的に降ってくれないものかと思うけれど、自然はそういうわけにはいきません(^^;

 私が住んでいるところは坂の上にあって、飼っている犬と一緒に散歩に行くときは坂道を上り、土手から線路を見下ろしてアジサイ畑の奥に電車が通るのを見ます。

今週、雨が一時的に止んだとき、シルバー人材の方たちが一斉に土手の草を刈って、とってもきれいになっていました。そのあとで散歩に行くと、老夫婦が私がいつも電車を見下ろしている場所に立っていて何やら見ていました。

「何を見ているんですかー」と聞くと、 

「雨があんまり降るから、土砂崩れが気になっていたんだよ」と。

草が生えているときは気づかなかったけど、電柱が立っているその土手は、ずいぶん幅が狭く感じました。

「毎年見ているけど、どんどん幅が狭くなっているから気になってね」と言うその老人は、ラフな格好にサンダルで家から出てきたばかりという様子だったので近所に住んでいる方だとわかりました。足をなめようとする犬に「うふふ、かわいいね。」と優しく笑いかけてくれた。ご夫婦が心配していたのは土手の幅と、下に住んでいる方たち。

大切なことは目に見えない

この言葉を思い出した。

何気なく歩いている散歩道。自然の影響を感じとって見守っている人がいる。土手や池は市が管理してあり、定期的に確認に来ているそうで、今回雨が上がったちょっとの時間で全体の草を刈ることができたことで地域の方々も少し安心したそうです。長く生活している人たちの思い。住み慣れた家、地域、愛する故郷にかけがえのなさがあることを教えてもらったのでした。私も、散歩中は空の色や花ばかり気にしてたけど、違う目線で見ることも大切だなと思いました。

写真は梅雨時期に描いた絵です。糸島の仲良し作家さんカントリーチェアさんで見た難波茨(ナニワイバラ)と猫ちゃん。ギャラリーにも追加しているのでよかったら見てください。

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