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いつも、自然と。


夏休みです。

梅雨も明けました。

先日、百道にあるマークイズという商業施設にに従兄と従兄の子どもと一緒に行ったのですが、あまりの人の多さに耐えられずすぐに移動しました。

その日は野球野試合(マークイズの隣にヤフオク!ドームがある)と人気バンドのコンサート(マークイズの中にライブハウスZEPP FUKUOKAがあります)、ついでに映画のレディースデーでした・・・

近寄った自分たちが間違っていた・・・と反省。夏休みはどこもすごい人です。

糸島も週末はもちろん、毎日こう暑いと海も川も人でいっぱいだろうなと思っています。

そんな中、先日私は博物館へ行ってきました。博物館は夏休みは週末は20時まで開いています。

そしてこの日は毎年恒例の西陵高校のトワイライトコンサートも開催されました。西陵高校は福岡市で唯一のフルオーケストラ部があり全国的にも有名なんです。野外で聴くオーケストラ本当にいいんですよ。

博物館では「長靴下のピッピの世界展」を見ました。

実はこの物語、読んだことあるはずなのにあんまり覚えていません(^^;)

北欧で生まれた物語、全世界で1億6千万部も出版されています。

私の中で北欧の物語と言えば「やかまし村」の物語。これは10代の頃TVで放送されていたのを見ていました。

20代の頃読んでいたのはアンデルセン(デンマーク)です。

ムーミンシリーズは中学時代に全部読みました。日本では最近北欧ブームだったりで嬉しいです。

今回の展覧会では北欧の生活がそのまま物語として描かれた絵をたくさん見ました。

ピッピの物語はあきれるほどへんてこりんで、はちゃめちゃ。豪快で爽快です。でもそれが「子ども」であり、おそらく大人が忘れてしまった感覚なのかなと思いました。

絵の中にはたくさんの自然が描かれていました。

そして解説にこうありました。

「美と自由と孤独を教えてくれる野生の自然、人間と動物に実りをもたらす人の手の入った自然。自然との深い関わりの中で、地球とは、人間が生き続けることを望む限り大切に守っていかなければならないものだということを学びました」

北欧の美しい景色をみて、そこに住む人たちにとっての自然のあり方を感じました。

私が思っているよりもずっと、ずっと、近い自然がそこにありました。そして共感したことがあります。

長靴下のピッピの作者のリンドグレーンが感じたこと・・・

「人は生まれながらにして異なる条件の元で生きていること、そして人が人らしくあることがいかに難しいかを知りました」

これは私もずっとずっと感じていることです。

人が人らしくあること、そのために自然が大切なんだという認識があまりにもなくなっているように思うんです。最近は朝の散歩で50本近いタバコの吸い殻を拾ったとき、夏休みに海や山でどれくらいのゴミが出るのか想像するだけで恐ろしかったです。

以前、ゴミだらけの景色を描いた絵を見たことがあります。その絵は自然を守ろうというメッセージが込められていたのだと思うのですが、私は悲しかったです。その景色を描いていた画家さんはきっと怒りや悲しみの気持ちでいっぱいだったと思います。

私は美しい絵を描き続けたいし、見続けたいです。ずっと見ていたい景色、絵にしたいと思う景色が糸島にはたくさんあります。人が人らしくあるために必要な自然がたくさんあるということです。

北欧に行ってみたいけれど、行かなくても感じられる自然を描けるように、絵を描き続けます

この美しい野北の浜にもまた夏の終わりに行こうと思っています。

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