大晦日
福岡市美術館で開催中のゴッホ展に行きました。感動した絵は農夫や農民のデッサンでした。
糸島の畑や土や木、風景が心に浮かんできました。
それに、最近お友達からいただいた大根やお芋や橙、レモン、苺…糸島で出会った農家さんたちも思い出して
ぶわわわぁっと感謝の気持ちが溢れてきて、美術館から帰ってすぐに筆を持ちました。
糸島は農家さんに限らず小さな畑を借りたり、自宅の庭や小さなスペースでも作物を育てる人が本当に多いんです。
ご近所さんや友人もそうで、今年もたくさん農作物をいただきました。おかげで私は心も身体も元気です。
天候や気温、台風など人間の思い通りにいかない自然を相手にすることは大変だけど、やっぱり収穫の喜びは大きいのだと思います。
小さな芽が土から顔を出した時
花が開いた時 そして実になった時
生命の喜びや尊さを感じられるから…
うまく実らない時もあるけれど、農業はそれも含めて人との関わりで大切な『思いやり』を育んでいるようにも思います。
今年は農家の方と一緒にお仕事をさせていただく機会もありました。
農業の美しさ、農業に携わる方達の優しさに触れて作品に活かせたことが嬉しかったです。
今年最後の作品は、畑と牛舎。
そして可也山。清々しい色彩で描きました。
感謝の気持ちで散歩すれば、見る景色全てが大切に思えて絵になります。
幸せはどこか遠くにあるのではなくて、心が決めるんだ。
そう信じて進んでいく。
「足元を掘れ そこに泉あり」
来年も自分の心に素直に、自然と対話しながら絵を描いていきたいです。
今年もSNSを通して絵を見てくださりありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
宮田ちひろ